2009年11月11日 (水)

迷惑メール対策ハンドブック

先月の話ですが、迷惑メール対策推進協議会の活動成果として、迷惑メール対策ハンドブックを公開しました。当協会も、協議会のメンバーとして作成に携わり、内容を吟味して、より的確で読みやすい内容に仕上がるように努めました。最終的には当初見込みよりもボリューム感のある、包括的なハンドブックになりました。迷惑メール対策に関心のある方々には、ぜひ目を通していただきたい資料だと考えています。技術的な内容が多く含まれていますが、技術者でない方々はその部分を飛ばして読んでも問題ありません。迷惑メール対策協議会のサイトからPDFをダウンロードできますので、ご一読よろしくお願いします。

迷惑メール対策委員会 委員長 樋口貴章

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2009年11月10日 (火)

11月大阪セミナー

当委員会では毎年東京にてカンファレンスを開催していますが、東京以外の地域でのセミナーも積極的に開催してきました。今回は11月19日(木)に大阪にて迷惑メール対策セミナーを開催します。

実は今回が初めての関西での迷惑メール対策セミナーです。地方でセミナーを開催する場合、東京に拠点がある当協会の独力で開催するのは難しいので、地元に拠点を置く協力者が必要です。今回はサイバー関西プロジェクトの協力を得て、共同開催することになりました。会場も大阪では比較的アクセスしやすい場所を手配していただきました。既に多くの申し込みをいただいておりますが、さらに多くの方々のご来場をお待ちしております

迷惑メール対策委員会 委員長 樋口貴章

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2009年9月 7日 (月)

送信ドメイン認証普及推進状況

『送信ドメイン認証技術を採用しましょう』と言う話は、第一回の迷惑メール対策カンファレンスからお願いし続けています。おかげさまで、このところ、SPFの採用は順調に伸び続けており、WIDEプロジェクトの「ドメイン認証の普及率に対する測定結果」によると、現時点で約36%です。この値は、全JPドメインの中での普及率なので、実際のメールの流量に占める割合ではありません。大手のISPや無料メールサービスなどの採用により、実際のメール流量に占める率はもう少し高めなのではないかと希望的観測をしております。

最近では、民主党もDKIMまで含めた送信ドメイン認証に対応しているそうです。今後、官公庁や金融業界にも送信ドメイン認証を普及促進させる一歩となれば良いことだと思います。

また、個別企業での対応も進んでいて、最近では「SPFの受信側の対応を行いました」と言うメール連絡を個人的にいただいた企業もあります。社会に浸透しつつあることが体感できて、ありがたいことです。

迷惑メール対策委員会委員長 樋口貴章

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2009年9月 4日 (金)

中国へ行ってきました

実は、前の記事は実は前振りのつもりだったのですが、つい、間が空いてしまい、あまり前振りをした意味がありませんでした。

8月24日にAP*Retreatという、アジア太平洋諸国における、様々なインターネット関連組織の情報共有のための会合に参加しました。迷惑メール対策のセッションもあり、日本からはIIJの櫻庭さんが発表しました。

翌25日に、中国インターネット協会の迷惑メール対策委員会との会合を行いました。中国では、中国国内発、中国国内宛の迷惑メールが多いため、その対応に追われているのが現状のようです。また、中国ではインターネット接続事業者と、メール・サービス事業者が分かれているために、OP25Bの導入が難しいようです。現段階では、ブラックリストを運用し、メール・サービス事業者がそれを参照して対処する方式で、迷惑メール対策を進めているところです。

日本と中国の間では、約2年前から、データ通信協会が収集した迷惑メールの中から、中国から送られたと思われるものの情報を提供して、対処してもらうと言う協力関係が構築されています。今後とも日中間の協力を密にし、より強力な対策へつないで行きたいと考えています。

なお、成田空港へ行く前に、成田山新勝寺にお参りして、迷惑メール退散を祈願して、護摩木を奉納して参りました。

迷惑メール対策委員会委員長 樋口貴章

護摩木

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2009年8月31日 (月)

国際的な迷惑メール対策の重要性

一ヶ月ほど前の記事ですが、『自動処理により国際化が進むスパム』と言うのがありました。Symantecの報告書の内容を簡単にまとめたものです。それによると、スパマー(迷惑メール送信者)側では、「送り先の Eメールアドレスにある国別トップレベル ドメイン」を送信プログラムで判断し、送信する内容の言語を自動的に選択するのだそうです。

スパマーと言うのも、グローバルな産業(?)になっているようだなあとあきれはててしまった次第です。

対策側はどうしても後手に回りがちですが、こちらもグローバルな視点で国際連携を進めなければならないと、あらためて思いました。

迷惑メール対策委員会委員長 樋口貴章

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2009年6月17日 (水)

Enma for Debian/Ubuntu

第7回のカンファレンスの会場でいただいた質問票の中に、「Ubuntuなどに入れるべき」と書いてありました。「何を」入れるのか書いてありませんでしたので、意味がよく分かりませんでした、どうもすみません。カンファレンス後に、これは「EnmaをUbuntuに入れる」と言う意味だろうと勝手に解釈しまして、それはいい考えだと思い、知り合いのDebian開発者にお願いしましたところ、めでたく6/13にDebianのレポジトリに収録されました。これで、DebianのみならずUbuntuからもapt-getできるようになりました。

ご尽力いただいた荒木さん森本さんに感謝します。ぜひ、Debian/Ubuntuユーザの方々に活用していただきたいと思います。

迷惑メール対策委員会 委員長 樋口貴章

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2009年4月22日 (水)

ITホワイトボックス

NHK教育で、4月からの新番組として、ITホワイトボックスという番組が放映されています。木曜の午後11:30~11:54、再放送が日曜の午後2:00~2:24です。

毎回、テーマに沿って三つのキーワードを中心に業界トップレベルの講師が解説を行う構成をとっています。

今週放映される第4回が「迷惑メールがたくさん来るのはなぜ?」です。どういう内容か、知らないのですが、これまでの回を見た限りでは、たぶん、おもしろいと思います。ぜひごらんください。

迷惑メール対策委員会 委員長 樋口貴章

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2009年4月 8日 (水)

2009年度の活動に関して

新年度から迷惑メール対策委員会の委員長に再任しました。これまで二年間委員長を務めていただいた@Niftyの木村さんには2008年度の法改正に関連して多くのご尽力いただき、おかげで第6回迷惑メール対策カンファレンスも成功し、「改正迷惑メール対策法に関するQ&A」をまとめる成果も得られました。そのような活動実績を踏まえ、新年度と言うことで、今年度に重点を置きたいと考えていることを簡単にまとめてみます。

2004年の9月に当委員会活動を始め、もう4年半くらい経ってしまいました。ここまでの迷惑メール関連の国内での動向を振り返ってみると、2005年の第一回迷惑メール対策カンファレンスでは送信ドメイン認証技術の普及をテーマとし、法改正もありました。2006年にはJEAGリコメンデーションが出され、OP25Bも推進されました。2008年には法改正が行われました。と言うわけで、4月からの2009年度、我々はどこに重点を置くべきかと言えば、まずは送信ドメイン認証技術(SPF/DKIM)の普及をさらに推し進め、受信側での利活用を検討することが重要だと考えます。

ところで、OP25Bの実施を含め、日本国内における迷惑メール対策の送信側をコントロールする技術の導入は世界的に見るとかなり進んでいる方なのです。トップレベルと言って良いでしょう。ですから、日本から発信される迷惑メールは激減しています。結果として、昨今の迷惑メールは発信元が海外のものばかりです。日本国内だけでいくらがんばっても海外からの迷惑メールを減らすことはできません。多国間協定や国毎に一対一での国際協力体制を築いて対処していく必要があります。もちろん、総務省や経済産業省と言う政府レベルでの国際協力体制が不可欠ですが、民間レベルでの情報交流、技術交流も重要です。また、今後の継続的な国際的な人脈構築も重要ですので、インターネット協会がこれまでに培ってきた海外とのコネクションを活用して国際的な活動を強化していかねばならないと考えています。日本国内で技術対策がきちんとできていると言う事実は、国際的な活動を進める上で有力な交渉力となると考えます。

今年度はこの二点に加え、迷惑メール対策カンファレンス以外に地域セミナーを何カ所かで実施したいと考えています。

迷惑メール対策委員会 委員長 樋口貴章

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2009年4月 6日 (月)

ENMA 1.1.0

昨年、IIJからオープンソースライセンスでリリースされた、ENMA。その新しいバージョンがリリースされました。ENMAは、sendmailのmilterソフトウェアで、送信ドメイン認証の受信サーバ側での検証を行うものです。最初のリリースではSPF/Sender-IDの検証をサポートしていました。このENMA 1.1.0で追加サポートされた機能は

  • DKIM 検証のサポート
  • 指定したアドレスレンジからの接続に対する認証処理のスキップ

ソースコードおよびバイナリパッケージは以下の場所から入手可能です

http://sourceforge.net/projects/enma

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2009年3月25日 (水)

DKIM対応サイト情報

3/12に、DKIM(DomainKeys Identified Mail)の情報提供サイトDKIM.orgのDave Crockerから、DKIM Software and Services Deployment ReportsにDKIM関連のDNS機能を提供しているかどうかという項目が追加されたと言う案内メールが来ました。そのレポートをざっと眺めたところ、日本からはIIJのサービスIIJ Secure MX Serviceが掲載されているだけのようです。

テンプレートを埋めてメールすると掲載するそうですので、DKIMサポートしている日本のISPの方々や、DKIMをサポートしているメールサーバーソフトを開発されている方々、ぜひ情報提供にご協力お願いします。

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